ジャック・ブラックのバンド、トランプ暗殺未遂に関するバンドメンバーのコメントへの反発を受けツアーをキャンセル

CNN — 

ジャック・ブラック率いるコメディ・ロック・バンド、テネイシャスDは、バンドのメンバーであるカイル・ガスが土曜日のドナルド・トランプ元米国大統領暗殺未遂事件に関する明らかなジョークで反発を引き起こしたことを受け、残りのツアー日程をキャンセルした。

日曜日にシドニーで行われたバンドのコンサートからソーシャルメディアに投稿された映像には、ブラックがステージ上でガスに誕生日ケーキを贈り、「願い事をしてください」と告げる様子が映っていた。

ガス氏は「次回はトランプ大統領を見逃すな」と応じた。

このやりとりをきっかけに、オーストラリアの議員からバンドを国外追放するよう求める声が上がった。

火曜日のCNNへの声明の中で、ブラック氏は「ショーで言われたことに盲目的だった」と述べた。

「私はいかなる形であってもヘイトスピーチを容認したり、政治的暴力を奨励したりすることは決してありません」と彼は付け加えた。 「よく考えた結果、テネイシャス D ツアーを継続するのは適切ではないと感じており、今後のクリエイティブな計画はすべて保留されています。ファンのサポートと理解に感謝しています。」
ガス氏は火曜日にインスタグラムへの投稿でコメントについて謝罪した。

「日曜日の夜、シドニーのステージで私が即興で作ったセリフは非常に不適切で危険で、ひどい間違いでした。私は、誰に対しても、いかなる種類の、いかなる形の暴力も容認しません」とガス氏は書いた。

「起こったことは悲劇であり、私の判断力の重大な欠如を非常に残念に思います。私が失望させた人々に深くお詫びし、私が引き起こした苦痛を心から後悔しています。」

バンドメンバーのブラックとガスは火曜日にニューサウスウェールズ州ニューカッスル市で演奏する予定だったが、プロモーターのフロンティア・ツーリングは火曜日初めにインスタグラムへの投稿で公演が「延期」されたと発表した。

テネイシャスDは木曜日にブリスベンで公演し、その後メルボルンとアデレードに向かい、その後ニュージーランドと米国に向かう予定だった。

バックラッシュ


一部のコメント投稿者はこのやりとりを冗談だと解釈したが、オーストラリアのラルフ・バベット上院議員はXに投稿した声明の中で、この二人は「直ちに国外追放されるべきだ」と述べた。


「大統領の暗殺を主張したり、それを望むことは、言語道断で、不快で、不潔で、邪悪であり、いかなる形であっても容認できない」とバベット氏は述べた。 「冗談ではなく、彼は大統領の死を望んだとき、ひどく真剣だった。」


バベット氏は火曜日、「私はアンソニー・アルバニーズ首相に対し、テネイシャス・D、ジャック・ブラック、バンドメンバーのカイル・ガスの非難に協力するよう呼び掛けるとともに、アンドリュー・ジャイルズ移民大臣に対し、彼らのビザを取り消し、直ちに国外追放するよう求める」と述べた。

「私は今後テネイシャスDのインタビューには参加しません」と彼は言った。 Tenacious D は以前、KIIS ラジオの Kyle & Jackie O「In the Morning」番組に出演しました。


土曜日、ジョー・バイデン米国大統領は銃撃事件を受けての政治的暴力を非難した。


バイデン氏は記者団に対し、「アメリカにはこの種の暴力が許される余地はない。それは病んでいる、病んでいる。これがこの国を団結させなければならない理由の一つだ」と語った。


「私たちはこのようなことが起こることを許すことはできません。私たちはこのようになるわけにはいきません。私たちはこれを容認することはできません。」


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